債務整理ではどのぐらい減額できるのか

減額のからくり

自分が作った借金を毎月必死に返済しようと努力したけれど、どうしても返済が追い付かずに債務整理をしなければ生活できないということはあります。そんな時には、弁護士に依頼して債務整理の手続きをすることができますが、債務整理をすることによって借金を減額できたり、場合によっては元金が0円になることもあります。「減額できるなら最初からしてくれれば良いのに!」と不満に感じる人は多いのですが、減額することによって実は債権者側にもメリットはあるのです。債権者にとっては、利用者が自己破産してしまうと、貸付金の金額に関わらず回収不能になってしまいます。しかし、減額なら全額を回収することはできなくても、部分的に回収することはできるため、債権者にとってもダメージが少なくなります。

減額できる目安

債務整理には、任意整理、民事再生、そして自己破産の3種類があります。このうち、自己破産は減額というよりは借金が0になるので返済の必要がなくなります。民事再生の場合には、法律によって借金を5分の1まで減額することができるというルールになっているので、500万円の借金があれば、ケースバイケースで100万円まで減額できるということになります。必ずしも5分の1に減るわけではありませんが、大幅に借金が減ることは間違いありませんね。任意整理の場合には、裁判所が介入するわけではないので、5分の1に減額するのは難しいようですが、ある程度の減額は弁護士の交渉次第で可能となります。

住宅ローンは対象外

ここで注意したいのは、債務整理の中でも大幅な減額が可能な民事再生では、住宅ローンは対象外になっているという点です。せっかく弁護士費用を払って債務整理をしても、住宅ローンが生活苦の原因になっている場合には、選択肢は自己破産もしくはマイホームの売却ぐらいしかありません。費用をかける前に自分自身でしっかりリサーチした上で判断するようにしましょう。